「時の窓」
Fukuyama Tomu
あなたは、いま、この時を切り取り、未来に残すことができますか。
難しいですか。私ならこうします。
スマートフォンを取り出し、カメラアプリを起動しボタンを押します。
とても手軽に、時間を切り取り、保存することが出来ました。
しかし、私のスマートフォンでは手軽に写真と映像を切り替えることが出来るのですが、
今ならどちらの表現を選ぶのが適しているのでしょうか。
時間を切り取る二つの表現。それらはとても似た性質を持ち、また全く別の表情を持っています。
この作品では「自然」と「人為的なもの」が干渉し合う世界で、
写真と映像、二つの表現がそれぞれの時間軸を表現し合い、
これまで見えなかった角度から切り取った時間軸の世界を時の窓から見せていきます。